オートネゴシエーション機能について

オートネゴシエーション機能について調べたのでメモ

 

オートネゴシエーション機能は、LANスイッチやメディアコンバータなどネットワーク機材間で自動で通信方式を決める機能。

 

自動で調整してくれる設定は、通信速度(10base, 100base,100base等)通信方式(全二重と半二重)。これらが複数設定に対応している機材同士を接続しても、オートネゴシエーション機能があれば自動で最適な設定にしてくれる。LANケーブルのクロス・ストレートを調整する機能(これはオートMDI/MDI-Xと呼ばれる)ではない。

 

仕組みとしては、接続した時点でオートネゴシエーション用の信号を送りあって決めるらしい。あまり詳しくはなかなか出てこない。

 

気になったのは、オートネゴシエーション機能のある機材とない機材をつないだ場合にどうなるか

 

結論としては、機材によって接続できる場合と接続できない場合があるのでメーカに問い合わせたりデータシートを見て調べる必要がある。

 

よくできている奴だと、相手がオートネゴシエーション機能を持っていない場合、自動で特定の通信方式(半二重通信になることが多い)になり、相手がその通信方式であれば通信してくれる。当然合わなければ接続できない。

 

一方で、機材によっては無限に相手のオートネゴシエーション信号を待ってしまうものがある。この場合は相手側がオートネゴシエーション機能を持っていないと方式に関わらず通信できない。

 

たまにオートネゴシエーション機能有(全二重通信のみ)など、「お前半二重にできないのに何をねごるんや!」と言いたくなるような仕様があるが(光通信に多い)、これは、相手側がオートネゴシエーション通信を永遠に待ってしまうのを防ぐためのものである。

 

最近は基本的にオートネゴシエーション機能を付けるような方向性らしいので、設定が可変でなくともとりあえずオートネゴシエーションをつけておけば通信できるよね、という発想らしい(当然そのせいでオートネゴシエーションのない機材とは通信できないリスクがある)。

 

オートネゴシエーション機能をON/OFFできるものも多いので、リンクアップしない場合はこの辺を疑ってみる必要があるかも。

機材買うときは相手側も含めしっかり調べよう。